若年期における病理と治療 --
フランク・W・パトナム /著, 中井久夫 /訳   -- みすず書房 -- 2024.2 -- 21cm -- 471,73p

資料詳細

タイトル 解離
副書名 若年期における病理と治療
著者名等 フランク・W・パトナム /著, 中井久夫 /訳  
出版 みすず書房 2024.2
大きさ等 21cm 471,73p
分類 493.937
件名 児童精神医学 , 解離性障害
注記 原タイトル:DISSOCIATION IN CHILDREN AND ADOLESCENTS
注記 索引あり
著者紹介 【フランク・W・パトナム】1947年に生まれる。1975年インディアナ大学医学部卒業、神経生理学の学位を取得後、イェール大学精神科で研修を行う。その後NIMH(国立精神保健研究所、後に統合されてNIH国立保健研究所)研究員となり、多重人格性障害の研究に従事する一方、臨床コンサルタントとしても活躍。1999年からはオハイオ州シンシナティの子ども病院付属メイヤーソン・センター所長。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 多重人格性障害から、それより広く包括的な「解離」に問題を一般化し、その起源からピークに至る時期である若年期(児童/青年期)に焦点を当てて、その全体像に迫る。「解離」について述べた日本語最初の成書。
要旨 本書は、「解離」を包括的に描いたはじめての書である。副題に「若年期における病理と治療」とあるが、これは主題の限定を意味するのではなく、解離性障害の多くが児童/青年期に受けた虐待や非道処遇と密接に関連しているからである。なかでも解離性同一性障害ともいわれる多重人格性障害には、その傾向が著しい。著者は、長年の研究から、一見奇怪な解離性症状、たとえば複数の交代人格の出現なども、同一性の確立と基本的発達過程の挫折ととらえ、発達論的見地から病的解離を理解しようとする。正常な解離と病的解離のちがいや解離性障害の診断から、どのような治療を、特に発達途上の児童/青年に行なうべきかまで、現在のアメリカの研究を総動員した本書は、医師・専門家や被害者・関係者にとって不可欠の書となろう。
目次 第1章 序説;第2章 児童期心的外傷と非道処遇の本性と効果;第3章 非道処遇の転帰への影響因子と共通主題;第4章 解離序説;第5章 病的解離;第6章 外傷・解離・記憶;第7章 病的解離のモデルをめざして;第8章 「離散的行動状態」モデル;第9章 解離の発達的基盤;第10章 日常生活における解離と変成状態;第11章 解離症例提示―症例素描;第12章 臨床的現象学と診断;第13章 治療の哲学と原則;第14章 個人治療;第15章 解離性家族と家庭外居住;第16章 精神薬理学
ISBN(13)、ISBN 978-4-622-09686-3   4-622-09686-2
書誌番号 1123009836
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1123009836

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