近現代日本の偽史とオカルト文化 -- ちくま新書 --
オリオン・クラウタウ /著   -- 筑摩書房 -- 2024.5 -- 18cm -- 263p

資料詳細

タイトル 隠された聖徳太子
副書名 近現代日本の偽史とオカルト文化
シリーズ名 ちくま新書
著者名等 オリオン・クラウタウ /著  
出版 筑摩書房 2024.5
大きさ等 18cm 263p
分類 147.02
件名 心霊研究-歴史
個人件名 聖徳太子
著者紹介 1980年生まれ。サンパウロ大学哲学文学人間科学部歴史学科卒業、東北大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、東北大学大学院国際文化研究科日本宗教・思想史研究講座准教授、同文学研究科現代日本学専攻分野兼務。専門は宗教史学。単著に『近代日本思想としての仏教史学』などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 日本史上、最も神秘に満ちた「聖人」、聖徳太子。近代において「人間太子」も登場するが、それは無論ただの人間ではない。様々な姿の太子を描く人々は、何を求めてきたのか。「歴史」と「偽史」の曖昧な境界を歩みつつ、その真相を読み解く。
要旨 日本史上、最も神秘に満ちた「聖人」―聖徳太子。近代において「人間太子」も登場するが、それは無論ただの人間ではない。日本が「西洋化」する中、彼と西洋との繋がりが語られる。そして「オカルトブーム」では、前近代と異なる形で「超能力者」として新たな命を吹き込まれる。様々な姿の太子を描く人々は、何を求めてきたのか。太子の「謎」は、人間の「隠されたもの」への強い関心を掻き立てる。本書では「歴史」と「偽史」の曖昧な境界を歩みつつ、その真相を読み解く。
目次 序 隠されたものへの視点―偽史から聖徳太子を考える;第1章 一神教に染まる聖徳太子(学術界における聖徳太子とキリスト教の「事始め」;秦氏はユダヤ教徒だった―佐伯好郎の業績によせて;フィクションへの展開―中里介山の聖徳太子観);第2章 乱立するマイ太子像(池田栄とキリスト教の日本伝来;聖徳太子と戦後日本のキリスト教;司馬遼太郎と景教);第3章 ユダヤ人論と怨霊説(手島郁郎と一神教的古神道;梅原猛と怨霊説の登場;怨霊meets景教―梅原猛『塔』について);第4章 オカルト太子の行方(漫画の中のオカルト太子―山岸凉子『日出処の天子』;予言者としての聖徳太子の再発見);結 隠された聖徳太子の開示
ISBN(13)、ISBN 978-4-480-07621-2   4-480-07621-2
書誌番号 1124008069
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1124008069

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