「大きな理性」の行方 -- 講談社選書メチエ --
田中彰吾 /著   -- 講談社 -- 2024.6 -- 19cm -- 269p

資料詳細

タイトル 身体と魂の思想史
副書名 「大きな理性」の行方
シリーズ名 講談社選書メチエ
著者名等 田中彰吾 /著  
出版 講談社 2024.6
大きさ等 19cm 269p
分類 114.2
件名 心身関係
著者紹介 1971年生まれ。東京工業大学大学院社会理工学研究科博士課程修了。博士(学術)。東海大学現代教養センター教授等を経て、現在、東海大学文明研究所所長および理化学研究所客員研究員。身体性の観点から心の科学を刷新することを目指し、自己・知覚・他者理解等のテーマに取り組む。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 「大きな理性」という言葉で表現されるような身体性の深みを、20世紀に開花した思想に問い尋ね、改めて書き記そうとする試み。歴史的なふり返りを経て、私たちの心と体、魂と身体がよって立つ現在地を描き、その近未来を展望する。
要旨 「わたしはどこまでも身体であり、それ以外の何物でもない」と、近代理性の影である身体にこそ「大きな理性」を見たニーチェ。それに呼応するかのようにフロイトやライヒが着目した症状と性、メルロ=ポンティの説いた「受肉した意識」としての身体、さらに身体のイメージへと、影であった身体が探求される。二〇世紀終盤には身体性認知科学が、身体と環境の「あいだ」に拡がる心を見出し、脳神経の科学と技術は拡張身体を描き始める。「大きな理性」としての身体、その発見の歴史と未来を考察する。
目次 序章 「大きな理性」としての身体;第1章 精神分析における身体―フロイトの洞察;第2章 性と聖を結ぶ身体―フロイトからライヒへ、ライヒから現代へ;第3章 身体の思想としての実存主義―サルトルを超えて;第4章 身体を取り戻した心―メルロ=ポンティと身体性認知;第5章 身体イメージと現代―「付き合いにくい存在」か「大きな理性」か?;第6章 脱身体から拡張身体へ―脳科学から見る身体の近未来
ISBN(13)、ISBN 978-4-06-523519-5   4-06-523519-7
書誌番号 1124014815
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1124014815

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