僕たちが「資本の原理」から逃れて「移住との格闘」に希望を見出した理由 --
青木真兵 /著   -- 東洋経済新報社 -- 2024.7 -- 19cm -- 216p

資料詳細

タイトル 武器としての土着思考
副書名 僕たちが「資本の原理」から逃れて「移住との格闘」に希望を見出した理由
著者名等 青木真兵 /著  
出版 東洋経済新報社 2024.7
大きさ等 19cm 216p
分類 159
件名 人生訓 , 思考
著者紹介 1983年生まれ、埼玉県浦和市(現さいたま市)に育つ。「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーター。古代地中海史(フェニキア・カルタゴ)研究者。博士(文学)。社会福祉士。2016年より奈良県東吉野村に移住し自宅を私設図書館として開きつつ、現在はユース世代への支援事業に従事しながら執筆活動などを行っている。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 「都市」と「村」の原理に折り合いをつけながら、世間に「プロレス」と「ルチャ」を仕掛ける方法とは。相手との競争に勝つための武器を個別具体的に提示するのではなく、さまざまな事例を取り上げながら、「僕たちの闘い方」を一緒に考えていく。
要旨 「都市」と「村」の原理に折り合いをつけながら世間に「プロレス」と「ルチャ」(闘い)を仕掛ける。奈良県東吉野村で「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」を運営する移住実践者による“逆”自己啓発書。
目次 第1章 僕たちはどう生きづらいのか(僕たちが「資本の原理」から逃げ出した理由―奈良県東吉野村で生まれた「土着の知」の行き先;「生きづらさ」感じる社会をつくる一つの価値観―自分の価値を見失わず、生き抜くための思考法;「コスパ」と「スマート」の行き着く先にある「疎外」―「他人から必要とされているのか否か」をやめる);第2章 僕たちが図書館をする理由(僕たちが「利益を生まない図書館」を続ける理由―「他者の欲望」模倣より「ちょうどよい」身体実感;「風呂なし賃貸物件」は「失われた30年の帰結」だった―社会的貧困を踏まえて「借り」を生活に取り戻す;地域社会の「しがらみ」と折り合いをつける思考法―「土着」と「離床」のちょうどよいリアリティ);第3章 東吉野村で「二つの原理」を考える(「村の原理」と「都市の原理」に折り合いをつける―実は大事な「昔から続いてきた」「めんどくさい」;「もちつもたれつ」で生きのびてきた「神仏習合」―「二つの原理」で此岸と彼岸を行ったり来たり;「人間一人では生きていけない」を正面から考える―「個人の原理」と「共同体の原理」の決定的違い;『もののけ姫』が描いた「結果より過程」の哲学―目的なく「顔を出す」行為に支えられている社会);第4章 渡世人として生きていく(「若者の邪魔」をしてはいけない人口減少社会―年長者は「仕方ねぇなぁ」と待ち続けるしかない;寅さんが「何度でも失敗が許される」本当の理由―渡る世間には「ケアと就労」二つの原理が必要だ;「ワーク・ライフ・バランス」は「無理ゲー」です―「いい子」を産む経済成長前提の社会構造の限界);第5章 土着人類学を通してこれからを考える(「リスキリングせよ、さもなくば自己責任」の未来―「ガンダム」が描いた「デジタル社会」への適応;「心は売っても魂は売らない」ファンキーな土着―「逃れられない病」を土臭く泥臭く生きていく ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-492-22420-5   4-492-22420-3
書誌番号 1124015933
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1124015933

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