コレージュ・ド・フランス宗教人類学講義 --
ジャン=ピエール・ヴェルナン /著, 上村くにこ /訳, 饗庭千代子 /訳   -- みすず書房 -- 2024.8 -- 20cm -- 299,7p

資料詳細

タイトル 形象・偶像・仮面
副書名 コレージュ・ド・フランス宗教人類学講義
著者名等 ジャン=ピエール・ヴェルナン /著, 上村くにこ /訳, 饗庭千代子 /訳  
出版 みすず書房 2024.8
大きさ等 20cm 299,7p
分類 163
件名 宗教民族学 , ギリシア神話
注記 原タイトル:FIGURES IDOLES MASQUES
注記 索引あり
著者紹介 【ジャン=ピエール・ヴェルナン】1914-2007。フランスのプロヴァンスに生まれる。共産党青年団に加盟し、第二次大戦中はレジスタンスに参加、内地フランス軍の指揮を執る。国立科学研究所研究員、社会科学高等研究院をへて、75-84年、コレージュ・ド・フランス教授。専攻はギリシア神話および思想史。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 神はどんな姿をしているか。古代ギリシア人は目に見えない超自然的な力をどう表現したのか。「宗教形象」の原像を求めて、イメージの歴史の深奥を追う。フランスきっての古代ギリシア研究の泰斗による9年間の講義集。
要旨 なぜ神々は人間の形で表現されたのか。冥界に消えた死者たちはどう描かれたか。著者はイメージの歴史人類学をめざして、神話と論理の間にイメージ=第三の軸を置いた。それはレヴィ=ストロースが無文字社会で展開した「宗教形象」を、古代ギリシアに適応する試みでもあった。フランスきっての古代ギリシア研究の泰斗による九年間の講義集である。ギリシア人は原石・柱・仮面・動物・怪物などに神が宿っていると考えた。神の力がそうした「偶像」に光を送り、シンボルになって人間に話しかけた。やがて偶像が儀式で用いられなくなり、見られるだけの存在になると、宗教的なシンボルはたんなるイメージへと移行した。イメージをフィクションとしてとらえたのがプラトンであり、それは芸術と呼ばれるものへの道を開いた。さらに考古遺物、碑文、テクスト、図像などの資料を駆使して、仮面の神であるゴルゴン、アルテミス、ディオニュソスを追った。超自然の出現を告げる仮面を目印に、ギリシアの多神教の異教的根源が明らかになっていく。各セクションの末尾には、共同研究の演習に集った発表者たちの広範なテーマを記載し、宗教人類学の課題と可能性を指し示している。
目次 第1部(造形のシンボル;死者たちの像);第2部(神々の像1―ゴルゴン;神々の像2―アルテミスと仮面;神々の像3―ディオニュソス)
ISBN(13)、ISBN 978-4-622-09691-7   4-622-09691-9
書誌番号 1124026567
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1124026567

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