ローマ帝国の生成と北アフリカ --
栗田伸子 /著   -- 京都大学学術出版会 -- 2024.10 -- 22cm -- 470p

資料詳細

タイトル ヌミディア王国
副書名 ローマ帝国の生成と北アフリカ
著者名等 栗田伸子 /著  
出版 京都大学学術出版会 2024.10
大きさ等 22cm 470p
分類 243.3
件名 アルジェリア-歴史-古代
注記 表紙のタイトル:The Kingdom of Numidia
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 東京学芸大学名誉教授。1954年生まれ。東京大学文学部(西洋史)卒業。同大学院人文科学研究科修士課程修了(文学修士)。同博士課程中退。東京学芸大学助教授、同教授を経て現在に至る。専門は古代ローマ史およびヌミディア、カルタゴなど古代北アフリカ史。著作に『通商国家カルタゴ』(共著、講談社)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:ヌミディアとローマ. ヌミディア王国とネゴーティアトーレス(イタリア人事業家たち). ユグルタ戦争前夜におけるヌミディア社会の陣営配置. 「北アフリカ民族誌」(サルスティウス『ユグルタ戦争』第一七-一九章)と王権の「自画像」. ヌミディア王国の解体. 「敵」のイメージ. ポエニ・カルタゴ的世界とアフリカ・ヌミディア. ナラウアス. ドゥッガとヌミディア王権. ローマ帝国と「低開発」. 「脱植民地史学」の展開とアフリカの「抵抗」. 「ローマの平和」とアフリカ社会. 北アフリカにおけるローマ支配の拡大と限界. ローマ帝国を越えて
内容紹介 古代北アフリカに存在したヌミディア王国(前3~前1世紀)。ローマの「友好国」(クライアント国家)だった同王国の形成と没落の歴史を辿り、ローマ帝国生成の過程を論じていく、「南」から見たローマ史。
要旨 古代地中海世界における歴史の「転換点」を描く。北アフリカの原住民王国の崩壊の歴史を辿り、ローマ帝国生成の過程を新たな視角から解明する。古代史叙述のパラダイム・チェンジ。
目次 序論 ヌミディアとローマ;第1部 「クリエンテーラ」国家ヌミディア(ヌミディア王国とネゴーティアトーレス(イタリア人事業家たち);ユグルタ戦争前夜におけるヌミディア社会の陣営配置;「北アフリカ民族誌」(サルスティウス『ユグルタ戦争』第一七‐一九章)と王権の「自画像」;ヌミディア王国の解体);第2部 アフリカ的土台とカルタゴ的過去(「敵」のイメージ―ポエニ戦争期ローマのカルタゴ/ヌミディア観;ポエニ・カルタゴ的世界とアフリカ・ヌミディア;ナラウアス―カルタゴ傭兵戦争と「ヌミディア人」の原像;ドゥガッタとヌミディア王権―リビア語・ポエニ語併記碑文の分析);第3部 ローマ支配下における「発展」と抵抗(ローマ帝国と「低開発」―A・ドゥマンと批判者たち;「脱植民地史学」の展開とアフリカの「抵抗」;「ローマの平和」とアフリカ社会;北アフリカにおけるローマ支配の拡大と限界);結語 ローマ帝国を越えて
ISBN(13)、ISBN 978-4-8140-0552-9   4-8140-0552-0
書誌番号 1124039442
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1124039442

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