E.T.A.ホフマン /著, 酒寄進一 /訳   -- 東京創元社 -- 2024.11 -- 20cm -- 459p

資料詳細

タイトル 牡猫ムルの人生観
著者名等 E.T.A.ホフマン /著, 酒寄進一 /訳  
出版 東京創元社 2024.11
大きさ等 20cm 459p
分類 943.6
注記 原タイトル:LEBENS-ANSICHTEN DES KATERS MURR
注記 年譜あり
著者紹介 【E.T.A.ホフマン】1776-1822。ドイツの作家。現在では後期ロマン派を代表する幻想文学の奇才として知られているが、作曲家、音楽評論家、画家、法律家でもあり、幅広い分野で才能を発揮。本名はエルンスト・テオドール・ヴィルヘルム・ホフマン。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 祖先に「長靴をはいた猫」を持ち、子猫時代に魔術師に助けられ、主人の机の上でドイツ語を習得した牡猫ムル。自伝を書くようになると『クライスラー伝』を破って挟み込んでいたため、ムルの自伝は『クライスラー伝』とのつぎはぎの二重構造になっており…。
要旨 猫のムルは生まれたての子猫の時、稀代の知識人にして奇術師アブラハム氏によって、橋の下から拾いあげられ、大切に育てられた。アブラハム氏の家にいるあいだにムルは、氏が書き物をするそば近くに陣取って、読み書きを習得したのだった。そして、自らの人生を回想する原稿を書き始めたが、羽根ペンで書いては、近くにあった一冊の本、『楽長ヨハネス・クライスラーの伝記』のページをちぎり、吸取紙や下敷として原稿にはさんだのだった。いざ、原稿を出版する運びとなった折、印刷所が、はさまれた『クライスラー伝』をうっかりそのまま組み込んで印刷してしまったというのが、本書である。つまり、牡猫ムルが自らの人生を語っている文章のそこここに、音楽家クライスラーの伝記が、はさみ込まれているという二重構造の物語(二重小説)なのである。猫が主人公の動物小説であり、怪奇小説であり、犯罪小説であり恋愛小説でもあるという贅沢なこの物語は、当初は全三巻を予定していたのだが、著者ホフマンの死によって、第二巻で未完のまま終わっている。
ISBN(13)、ISBN 978-4-488-01690-6   4-488-01690-1
書誌番号 1124048598
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1124048598

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 Map 943/ホ 一般書 利用可 - 2077502885 iLisvirtual
磯子 公開 Map 943/ホ 一般書 利用可 - 2078583200 iLisvirtual