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【図書】 虚無の劇場

古典研究者が読む三島由紀夫文学 -- 新典社選書 --
伊藤禎子 ／編   -- 新典社 -- ２０２５．１ -- １９ｃｍ -- ３６６ｐ

資料詳細

タイトル 虚無の劇場
副書名 古典研究者が読む三島由紀夫文学
シリーズ名 新典社選書
著者名等 伊藤禎子 ／編  
出版 新典社 ２０２５．１
大きさ等 １９ｃｍ ３６６ｐ
分類 910.268
個人件名 三島由紀夫
著者紹介 １９７８年山口県に生まれる。２００１年清泉女子大学文学部日本語日本文学科卒業。２００６年学習院大学大学院人文科学研究科日本語日本文学専攻博士後期課程単位修得退学。学位（専攻）博士（日本語日本文学）。現職は学習院高等科教諭。（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
内容 内容：「朝倉」論　横溝博著．　三島由紀夫「菖蒲前」における空虚な中心としての〈恋愛〉　高木信著．　翼　千野裕子著．　「夏子の部屋」の扉をたたく　助川幸逸郎著．　戦後小説として『禁色』を読む　木村朗子著．　『恋の都』における観念的な世界　八島由香著．　流離を〈生きる〉ものたち　伊藤禎子著．　『金閣寺』の源氏柏木物語引用　神田龍身著．　『近代能楽集』という不思議　本橋裕美著．　『豊饒の海』聡子とかぐや姫たちの応答　橋本ゆかり著．　『豊饒の海』第一巻「春の雪」における月の在り方　田島文博著．　〈禁忌〉と物語　鈴木泰恵著
内容紹介 古典を生涯愛した三島由紀夫。三島生誕１００年の年に１２名の古典文学研究者が集い、初期から晩年まで、虚無と情熱を秘めたその作品を精読。三島と古典を往還し、ともに新発見をもたらす論文を収録する。
要旨 三島由紀夫生誕１００年。古典文学を専門とする研究者が結集し、初期から晩年に至る多様な作品の読解に挑む。「これまでの古典」と「これからの古典」の劇的な邂逅！
目次 昭和二〇年代　性と再生（「翼」（昭和二六年五月）　「翼」―“かぐや姫”たちの物語；『夏子の冒険』（昭和二六年八月〜一一月）　「夏子の部屋」の扉をたたく―『羊をめぐる冒険』と遭遇する『夏子の冒険』；『禁色』（昭和二六年一月〜二八年八月）　戦後小説として『禁色』を読む；『恋の都』　（昭和二八年八月〜二九年七月）　『恋の都』における観念的な世界―『豊饒の海』へと続く特質と『浜松中納言物語』への評価）；昭和三〇年代　貴種と倒錯（『沈める滝』（昭和三〇年一月〜四月）　流離を“生きる”ものたち―『沈める滝』と古典文学；『金閣寺』（昭和三一年一月〜一〇月）　『金閣寺』の源氏柏木物語引用；『近代能楽集』（昭和二九年一月〜三七年三月）　『近代能楽集』という不思議―「葵上」「熊野」そして「源氏供養」から）；昭和四〇年代　月と転生（『豊饒の海』（昭和四〇年九月〜四六年一月）　『豊饒の海』聡子とかぐや姫たちの応答―天衣＝尼衣と記憶；『豊饒の海』第一巻「春の雪」における月の在り方；“禁忌”と物語―三島由紀夫「豊饒の海」からの批評）
ISBN(13)、ISBN 978-4-7879-6877-7　　 4-7879-6877-7
書誌番号 1124062558
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1124062558

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