• NEW

「お気持ち」とはいくらなのか -- 幻冬舎新書 --
清水俊史 /著   -- 幻冬舎 -- 2025.5 -- 18cm -- 221p

資料詳細

タイトル お布施のからくり
副書名 「お気持ち」とはいくらなのか
シリーズ名 幻冬舎新書
著者名等 清水俊史 /著  
出版 幻冬舎 2025.5
大きさ等 18cm 221p
分類 186.021
件名 仏会-日本
注記 文献あり
著者紹介 仏教学者。2013年、佛教大学大学院博士課程修了、博士(文学)。佛教大学総合研究所特別研究員などを務める。著書に『ブッダという男―初期仏典を読みとく』(ちくま新書)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 仏教の教えでは「お布施」はサービスへの対価でなく「善業」だ。だが、禁欲や財産放棄などの「戒」が守られない日本仏教では、お布施を受けるに値する僧侶は存在しないともいえる。そんな中でのお布施とは何なのか。形骸化した現代日本仏教に問題提起する。
要旨 法事の際にお布施の額を僧侶に尋ね、「お気持ちです」と言われて困ったことはないだろうか。仏教の教えでは「お布施」はサービスへの対価でなく「善業」(よい報いを生むもとになる行為)だ。大事なのはお布施をしたいという「意思」=お気持ちなので、僧侶の側から金額を示すことはない。だが、禁欲や財産放棄などの「戒」が守られない日本仏教では、お布施を受けるに値する僧侶は存在しないとも言える。そんな中でのお布施とは何なのか。お布施のモヤモヤを解き明かし、形骸化した現代日本仏教に問題提起する一冊。
目次 第一章 お布施の起源と役割―初期仏典を中心に(お布施の起源―バラモン教の祭祀と布施の意義;お布施の意味の転換―祭祀の報酬から、修行者への贈与へ ほか);第二章 少ないお布施で大きな功徳を得る方法(「貧女の一灯」の物語をどう理解するか;布施する金額は果報の大きさにかかわるのか―動機と心の状態 ほか);第三章 在家化する日本仏教とお布施(末法と無戒;在家化する僧侶たち―戒と律の教理から ほか);第四章 日本仏教におけるお布施と悟り(日本仏教の特殊事情;浄土宗におけるお布施と悟り ほか);終章 現代におけるお布施の意義を再定義する(総括:お布施の意味と目的;反省する日本仏教と、開き直る日本仏教 ほか);より深く検討するために
ISBN(13)、ISBN 978-4-344-98771-5   4-344-98771-3
書誌番号 1125011639
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1125011639

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 4 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
磯子 公開 186 一般書 貸出中 - 2078026610 iLisvirtual