16世紀の一粉挽屋の世界像 --
カルロ・ギンズブルク /著, 杉山光信 /訳,     -- みすず書房 -- 1995.07 -- 20cm -- 314p

資料詳細

タイトル チーズとうじ虫
副書名 16世紀の一粉挽屋の世界像
著者名等 カルロ・ギンズブルク /著, 杉山光信 /訳,    
出版 みすず書房 1995.07
大きさ等 20cm 314p
分類 198.2237
件名 宗教裁判 , カトリック教徒 , 異端
注記 Le fromage et les vers.
注記 新装版
要旨 16世紀イタリアのフリウリ地方に住む粉挽屋。その男の名はドメニコ・スカンデッラといったが、人びとからはメノッキオと呼ばれていた。白のチョック、白のマント、白麻の帽子をいつも身につけ、裁判に現われるのも、この白ずくめの服装だった。彼は教皇庁に告訴されていた。その肝をつぶすような異端のコスモロジー故に。彼は説く、「私が考え信じているのは、すべてはカオスである、すなわち、土、空気、水、火、などこれらの全体はカオスである。この全体は次第に塊りになっていった。ちょうど牛乳のなかからチーズの塊ができ、そこからうじ虫があらわれてくるように、このうじ虫のように出現してくるものが天使たちなのだ…」。二度の裁判を経て、ついに焚刑にされたメノッキオ。著者ギンズブルグは、古文書館の完全な闇のなかから、一介の粉挽屋の生きたミクロコスモスを復元することに成功した。それは農民のラディカリズムの伝統のなかに息づく古くかつ新しい世界・生き方をみごとに伝えている。
ISBN(13)、ISBN    4-622-01196-4
書誌番号 1195040781
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1195040781

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 198.2/279 一般書 利用可 - 2021180990 iLisvirtual
戸塚 公開 Map 198 一般書 利用可 - 2004743345 iLisvirtual