ドイツ文学における自我の構造 --
岡野進 /編   -- 九州大学出版会 -- 1998.02 -- 21cm -- 328p

資料詳細

タイトル 私という記号
副書名 ドイツ文学における自我の構造
著者名等 岡野進 /編  
出版 九州大学出版会 1998.02
大きさ等 21cm 328p
分類 940.2
件名 ドイツ文学-歴史-近代
内容 内容:私という記号 岡野進/著.ラファエロの頭蓋骨あるいは旅行することの問題 栗山暢/著.素朴文学?と情感文学? 栗山暢/著.ヘルダーリンの『エンペドクレースの死』における「Ich」 棚瀬明彦/著.ジャン・パウルと自我の構造 恒吉法海/著.叙情詩の変容に関する覚書 栗山暢/著.無神論者ケラーによる聖人伝 阿部吉雄/著.鏡と自伝 福元圭太/著.カフカを読む 山中博心/著.魔法使いの弟子 森茂太郎/著.ハンス・アイスラーの『ヨハン・ファウストゥス』を巡る論争 津村正樹/著.モノと言葉 岡野進/著.
要旨 本書のテーマは「わたしという他者」である。ドイツの教養小説を対象とするが、小説の主人公たる主体の発展に焦点をおくのではなく、主体を超えた構造を浮き彫りにする。人間は世界という意味連関へと生み出される。それでは主体は世界という織物を織るものなのか、それとも織物の図柄にすぎないのか。つまり、教養小説の「わたし」に実体があるのか、それとも、主観を超えた、世界を構成する構造が主体に「わたし」と語らせているのかを問う。
目次 序論 私という記号:ラファエロの頭蓋骨あるいは旅行することの問題―ゲーテ『イタリア紀行』をめぐって;素朴文学?情感文学?―シラーのエッセイをめぐって;ヘルダーリンの『エンペドクレースの死』における「Ich」―「Ich」の消滅による新たな「Er」の獲得?;ジャン・パウルと自我の構造;叙情詩の変容に関する覚書―若いハイネの場合;無神論者ケラーによる聖人伝;鏡と自伝―『詐欺師フェーリックス・クルルの告白』におけるセクシュアリティーの問題;カフカを読む;魔法使いの弟子―アイヒマンをめぐって;ハンス・アイスラーの『ヨハン・ファウストゥス』を巡る論争;モノと言葉
ISBN(13)、ISBN    4-87378-538-3
書誌番号 1198015580
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1198015580

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