ナチスが焚書・粛清した文学者たちの肖像 -- 叢書・20世紀の芸術と文学 --
ユルゲン・ゼルケ /著, 浅野洋 /訳,     -- アルファベータ -- 1999.11 -- 22cm -- 412p

資料詳細

タイトル 焚(や)かれた詩人たち
副書名 ナチスが焚書・粛清した文学者たちの肖像
シリーズ名 叢書・20世紀の芸術と文学
著者名等 ユルゲン・ゼルケ /著, 浅野洋 /訳,    
出版 アルファベータ 1999.11
大きさ等 22cm 412p
分類 940.2
件名 ドイツ文学-歴史-近代 , ナチズム
注記 Die verbrannten Dichter.
内容 年表あり
要旨 1933年5月、アドルフ・ヒトラーは、一世代のすべての文学者をドイツ国民の記憶から抹殺した。地位と名声のあるほとんどすべてのドイツ語圏の作家の本が、「退廃芸術」であるとして火葬されたのだ。この文学者たちへの弾圧は、単にその著書を火の中に投げ入れただけでなく、文学者自身をも逮捕・拘禁し収容所へ送るという過酷なものだった。ある者は獄中死し、ある者は亡命し、またある者は自殺した。この焚書の結果、今日にいたるまで1920年代の表現主義の作品は、ドイツでもかなり忘れ去られたままとなった。そして、戦後ドイツが東西に分裂したことが、文学者たちの運命をさらに複雑なものにした。なかには社会主義者として東側で生き延びた者もいた。その一方で、亡命したソ連でまたも粛清された者もいた。その作品の発表の機会が失なわれたまま、貧困のうちに西側で亡くなった者もいた。このナチスのもとで粛清された文学者たちのリストは数百人にのぼるが、本書は、戦後のドイツでも忘れられた存在だった「焚かれた詩人たち」三十数名の人生と作品を紹介する。
目次 エルンスト・トラー―幻想としての心やさしい人間のための犠牲的歩み;エルゼ・ラスカー‐シューラー―イスラエルへの夢をいざなった女性;アルミン・T.ヴェーグナー―ドイツにとどまりヒトラーに抵抗した詩人;フランツ・ユング―ひとりの詩人がレーニンを叱責する;クレール・ゴル―「わたしはたっぷり生きたと思うわ」;アルベルト・エーレンシュタイン―成就しなかった恋;ヴァルター・メーリング―ドイツ的心情の真髄を射る;クラブント―クロッセン出身の女漁り;エーリヒ・ミューザーム―暴力を憎んだアナーキスト;ヤーコプ・ハーリンガー―神に祈る中傷家;イルムガルト・コイン―「ハイル・ヒトラー わたしはしません」;アルフレート・デーブリーン―異端者がカトリックになる;ハンス・ヘニー・ヤン―死と死滅の幻影〔ほか〕
ISBN(13)、ISBN    4-87198-441-9
書誌番号 1199061627
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1199061627

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 940.2/257 一般書 利用可 - 2018227790 iLisvirtual
戸塚 公開 Map 940 一般書 利用可 - 2018392383 iLisvirtual